脂質異常症
- 2022.11.12
- 様々な病気のお話
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お客様と、脂質異常により脳梗塞になったという話になりました。
幸い、発見が早く、お体には問題が残らずお元気になられたということで安心しましたが。
身近でそういうお話を聞くと、悪玉コレステロール(LDL)や、中性脂肪がつくづくあなどれないものだと思いました。
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よく「脳梗塞」「心筋梗塞」といわれるものがどういったことかといいますと。
上の図のように、正常な血管には滞りが何もなく、血液がスムーズに運ばれるのですが。
脂質が増えてくると、血管内にたまり、壁を作ります。そして血管は固くなり、柔軟性を失っていきます。
それが悪化すると、血液の通り道が狭くなり、渋滞を起こします。
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血栓が大きくなって、動脈を塞いでしまうと血液はその先に流れなくなり、血流が途絶えた組織や臓器は壊死します。
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脳動脈が詰まれば、脳梗塞。心臓の動脈が詰まれば心筋梗塞、足の動脈が詰まれば急性動脈閉塞症になるのです。
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また血管がふさがれ破裂するのが、「脳出血」ということになります。
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脂質異常には3つのタイプがあります。
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中性脂肪(トリグリセライド)が高いタイプ(150mg/DL以上)
悪玉コレステロール(LDL)が高いタイプ(140mg/DL以上)
善玉コレステロール(HDL)が低いタイプ(40mg/DL未満)
です。
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HDLコレステロール(善玉コレステロール)は、血中のコレステロールが増えるのを防いでくれる役割なので、HDLコレステロールの数値が高い分には、さほど問題はありません。
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HDLコレステロール値が低くなると、コレステロールが増えやすくなってしまうので、脂質異常になってきます。
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脂質異常は家系の問題があるほかに、病気などで、脂質異常が出やすいモノもあります。
糖尿病、その他内分泌疾患、甲状腺機能低下症、肝胆道系疾患、腎臓病(ネフローゼ)などがあげられます。原因となる薬剤は、ステロイドホルモン剤、β遮断薬、経口避妊薬などが知られています。
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HDLを増やすには、是非運動をしてみてください!
食事や、お酒、運動不足、喫煙なども脂質異常につながるので、若いうちから気を付けておきましょうね!!
1度脆くなった血管というのは、元には戻りません。若いうちから気を付けていくことがとても大切です。